【入荷情報】長野県産 カラ松60mm厚 板目材

2023.09.11

今年6月に製材したカラ松を検品。

製材後に短期間の脱脂を目的とした高温処理。

その後は、天然乾燥でじっくり寝かせます。

今回は、品質確認のために検品作業。

今までは捩れ等を考慮して柾材ばかり挽きましたが、

今回はお取引先様からの要望もあり、板目挽にも挑戦しています。

幅広 無節

 

60cm径ある丸太から製材。

樹齢も100年を越しているので、きれいな目相の板です。

色は鮮やかな橙色をしており、乾燥材のカラ松とは違った優しい色をしています。

 

側でとたものは綺麗な柾目材
側でとったものは綺麗な柾目材

カラ松は芯付近が強烈な捩れのチカラがあるため、

製材後は芯にあたる部分を大きくカットします。

おかげに目の積んだいい柾目板も取れています。

建具用途活用してもらいたい部位ですね。

木表側 芯付近の割れ

幅広の板が多く取れましたが、木表側 芯付近には乾燥割れが出るものもあります。

芯から離れた板であれば割れは無くなりますが、その分幅は狭くなってしまいます。

割れのない幅広板を狙うとすれば、より大径木のものを狙わないといけませんね。

そのような良材丸太があればのお話にもなりますが。

 

長野県産カラ松。

注文分に答えるため、在庫における余裕が少ない状況ですが、

冬になったら原木仕入れに力をいれていきます。

外材の市況が変わって、国産材で悩んでいる方へご提案できるようにせっせと動いております。

いつか見つけてくれる方のために。